来院時の状態:
こちらの患者さんは、腰痛を訴えて来院されました。この腰痛は5日くらい前から始まりました。もともと10年ほど前から慢性的な腰痛があり、今回は水道の蛇口を閉めようとしてかがんだときに“コキッ”という音がしてまもなく痛み始めました。
両方の太ももの裏側にしびれを感じています。痛みは重いような痛みで、座ったり立ち上がったりする動作で痛みが強くなります。また、横になって休んでいるときは少し楽になります。初回の来院時の痛みの強さは、10段階でいうと7くらいの痛みがあります。また、3年ほど前にヘルニアの手術を受けたことがあります。
検査・施術:
まず立った状態から前屈をしてもらうと、強い痛みと動きの制限があります。また、左右に曲げることでも痛みがあります。仰向けでの下肢挙上検査では両方とも45度でした。痛みのある部分を詳しく触診していくと、とくに骨盤周辺と腰部の筋肉につよい緊張がみられました。
1回目
初日の施術は、骨盤と腰部を中心に矯正と緊張のある筋肉に対して施術を行いました。施術後は、施術前の痛みが10段階の7だったものが半分の3.5になり、下肢挙上検査では左が約90度、右が約85度まで改善しました。
2回目~5回目
3日後、2回目の来院時の痛みは10段階で3.5。施術後は2まで軽減しました。その後、1週間に一度の施術を3回、合計5回の施術で痛みと症状は改善しました。
6回目~ 現在は3週間~1ヶ月の間隔で予防のために通院中です。
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